もさもさ
ずいぶんと書いてなかったので、まとめて更新します。
・崖の上のポニョ 暇があったので、二回目を観た。一回目に観た時は、あれよあれよという間に話が終わってしまって、世界が終わりに近づいている、という設定にいまいち入り込めなかったのだけど、今回はその点をふまえた上で観ることができた。津波の来た次の日の朝のシーンでは、もうポニョと宗介以外の人間は沈んでしまったんじゃないか、トンネルの向こうはあの世なんじゃないか、フジモトは世界を元の均衡に戻そうとポニョを抑制しようとするけれど、グランママーレはポニョを魔法使いとしての定めから解放することで、結果として世界を救ったのか、みたいなことばかり考えながら観ていた。けれど、一番印象に残ったのは、世界の終りといった壮大な事が起きそうになっているにもかかわらず「そんなこと知らないよ」とばかりにポニョと宗介の物語がつづられていくことでした。観た後は、なんとなく西島大介の「世界のおわりの魔法使い」というマンガを思い出しました。
- 作者: 西島大介
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/02/19
- メディア: 単行本
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・落下の王国 最近、ベクシルとかアイ・アム・レジェンドのDVDを観たんだけど、こういった、映像を売りにしている作品って観てて気持ちいいんだけど内容は案外普通の話だなと思うことが多いのだけれど、この映画もそんな印象を受けた。物語が青年と少女の共通の言語となってコミュニケーションが取られていくのが、面白かった。
・イントゥ・ザ・ワイルド この映画を観た後には、おいそれと「一人旅に行きたい」等と言えません。
・トウキョウソナタ これも二回目。ポニョとは逆に、前の時よりも冷静に観ることができたので、全体の閉塞感は薄らいだ分、福音の部分を上手く受け取ることができた。しかし、黒須(津田寛治)の役柄と、泥棒(役所広司)がスクリーンのこっちがわに向って「なんにも、見えない!」というシーン、家族四人が揃っての食事のシーンが印象的。
久しぶりに書いたら、ポニョのことを書いたあたりで力尽きてしまった。イントゥ・ザ・ワイルドなど、ひどい感想ですね。