メインの人:「君たちはサブなんだよ」

今日は下北沢のザ・スズナリ

この劇場は、再開発事業による道路建設のために、無くなってしまうかもしれないという状況に立たされており、劇場ではこれに対抗する意味で「下北沢と文化のゆたかさを本気で語るときが来た」と、8/13・14・15日でそれぞれ音楽、映画、演劇をテーマに、様々なゲストを迎えて、下北沢の文化を再確認しようじゃないか、という企画を打ち立てたのです。また、別に特別シンポジウムを行ったり、アラーキーの撮りおろした下北沢が会場に展示されていたりしました。
今日は「映画」ということで、「路地へ 中上健次の残したフィルム」の上映、大友良英のギターソロライブ、そして青山真治監督と大木雄高さんによるトークショーを見てきました。


「路地へ」は井土紀州さんが案内人となって、無くなった「路地」と、それをフィルムに収めた小説家、故・中上健次さんを淡々と追うもの。中上健次さんの路地の映像と、現代の発展した姿を見比べて、ただただ喪失感を感じる。

大友さんのギターソロライブ。この人が起こす、空気の振動は凄い。

トークショーでは「路地を政策によってつぶすことは土地が自殺すること。つまり、その土地にある自我が喪失すること」とか「映画は常に遅刻する」など、面白い話をいっぱい聞けた。みんな、ユーモアのある人で笑いも絶えなかったな。

帰りに、大友さんがサイン会やってたけど、人が多かったから帰りましたとさ。

あ、26日に旅人さんがライブやるみたいだけどバイトだー。あー。